WEBデザイナーは狭き門?突破方法を現役デザイナーが解説します!

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WEBデザイナーは在宅で仕事ができる職業として、主婦やママ、家族との時間を増やしたいパパなどに人気の職業ですね。ここ数年でオンラインスクールでもたくさんの講座が提供されるようになりました。

一方で、WEBデザインオンラインスクールは高額な授業料が必要なのに、卒業後は仕事の獲得が難しいという声も多く聞かれています。そのため、在宅でバリバリ仕事をこなせるようになるのは「狭き門」とも言われています。

また、AIの出現で「仕事がなくなるのでは?」「報酬が低くなるのでは?」と心配する人も多くいるでしょう。

果たして、WEBデザイナーは本当に狭き門で、いつかは仕事がなくなるような職業なのでしょうか?

本記事では、WEBデザイナーに挑戦したい人に向けて、有効求人倍率や将来性について解説しながら、現役WEBデザイナーである筆者が狭き門と言われる要因やそれを突破するための方法を経験を混えながら紹介します。

WEBデザイナーに興味のある方、将来性を見据えたい人は必見です!

目次

狭き門は本当?WEBデザイナーの現状と将来性

WEBデザイナーは「狭き門」と言われ、挑戦しても実際はなかなかなれないとされています。実際、メンターをしていると「案件が獲得できない」「未経験では採用されない」という声も聞かれ、「狭き門」と挫折を感じている人も少なくないでしょう。

では、WEBデザイナーが「狭き門」は本当なのか確認するためにも、まずは、現在のニーズや有効求人倍率、将来性からみていきましょう!

現在のWEBデザイナーの需要

結論から言うと、WEBデザイナーの需要は増加しています。
それは、企業がネット広告やWEB媒体へ予算をかけていて、それは今後も続くと予測されているからです。

WEBデザイナーの仕事は、WEBサイトのデザインや制作、バナーなどの広告制作、LPの制作などがありますよね。
インターネットのサービスが拡大したり、ネット広告費が増加傾向にあれば、その分WEBデザイナーの需要は高まるということになります。

2022年2月に大手広告代理店の電通が発表した「2022年 日本の広告費」を見てみても、

2022年(1~12月)日本の総広告費は、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の感染再拡大、ウクライナ情勢、物価高騰など国内外の様々な影響を受けつつも、社会のデジタル化を背景に好調な「インターネット広告費」の成長に市場全体が支えられ、通年で7兆1,021億円(前年比104.4%)となった。

https://www.dentsu.co.jp/news/release/2023/0224-010586.html

(2)インターネット広告費 3兆912億円(前年比114.3%)
 前年に続く社会のデジタル化を背景に、前年比114.3%の二桁成長となった。総広告費における「インターネット広告費」(インターネット広告媒体費、物販系ECプラットフォーム広告費、インターネット広告制作費の合算)の構成比は43.5%となり、2兆円超えの2019年よりわずか3年で約1兆円増加し、3兆円規模の市場となった。「インターネット広告媒体費」は2兆4,801億円(前年比115.0%)、特にコネクテッドTVの利用拡大を受け「テレビメディア関連動画広告費」は前年に続き350億円(同140.6%)と大きく増加した。「インターネット広告制作費」は、動画広告市場の拡大や運用型広告における広告制作数の増加などにより、4,203億円(同109.2%)と増加した。また、「物販系ECプラットフォーム広告費※」も引き続きの在宅需要の高まりに伴い、1,908億円(同117.0%)と増加した。

株式会社 電通 「2022年 日本の広告費」より

上記からも分かるように、企業がネット広告にかける費用は増加傾向にあり、今後も続くと見込まれています。

私も日々仕事をしていて、「依頼が減った」と感じることは全くなく、むしろ増えていますので、需要が増えているのは間違いありません。

狭き門は本当?WEBデザイナーの有効求人倍率が低い理由

WEBデザイナーの需要が増加傾向にあるため、WEBデザイナーの求人数も多く、今後も増えていくと思います。

ですが、
実は厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」によると、WEBデザイナーの有効求人倍率は、全国で「0.18倍」と驚くほど低めなんでですね…

この数値だけをみると
「求人が全然ないじゃんっ!」「やっぱり狭き門!」ってなると思いますが、有効求人倍率が低いのには理由があります。

なぜこんなに低いのかというと、この数値はハローワークでの求人の統計数であり、大手求人サイトやフリーランスの案件数は含まれていないからです。

では、大手求人サイト「indeed」で検索すると・・・

WEBデザイナーと検索するだけで、39,752件も求人があるんですね。(2023年5月現在)

もちろん、ここから勤務地や雇用形態、未経験OKかなどで絞り込んでいく必要はありますが、求人数はかなり多いですよね。

ハローワークでは企業と雇用関係を結ぶ勤務形態のみを取り扱っているので、フリーランスなどの案件はハローワークでは取り扱っていません。

ハローワークでの有効求人倍率だけを見ると「狭き門」と感じるかも知れませんが、大手求人サイトやフリーランス案件などを含めると、WEBデザイナーの求人数はかなり多いと言えます。

今後もインターネット広告に予算をかける企業が多くなればなるほど、WEBデザイナーのニーズはそれに比例して増加していくでしょう。

ただし、どんな仕事もそうですが、WEBデザイナーなら誰でも需要があるというわけではありません

企業が求めるスキルや経験を身につけておくことで「狭き門」を突破できる可能性は十分にあるんですね。

AIに仕事を奪われる?WEBデザイナーは仕事がなくなるのか

AIによってWEBデザインの仕事が奪われるかというと、完全に奪われることはないと言われています。

なぜなら、AIはデザイナーの仕事をサポートをすることは可能ですが、人間の代わりを完全にこなせるわけではないからです。

AIには、ビッグデータから学ぶのは得意ですが、人間の感情や心の中を読むのは苦手で、ユーザーの感情や心理を理解してデザインすることはできないんですね。

もちろん、コーディングやプログラミングなど「部分的」にAIに任せることはあるかも知れませんが、ユーザーの共感を得られるような表現はAIには難しいでしょう。

「部分的に」と言いましたが、例えば、経験の浅いWEBデザイナーにコーディングを任せるよりAIに任せてしまうとか、AIの学習機能を活かして何パターンものロゴを制作できるようになるということです。

今でも、ロゴ製作はすでに「Logojoy」などで作成できるようになってますし、サイト制作も「Wix」などで作れるようになってますね。

将来的には、AIに任せられるところは任せ、人間にしかできない感情的、倫理観の必要な部分はWEBデザイナーが担うということになるかも知れませんね。

AIに完全に仕事が奪われてしまうことはありませんが、スキルや経験が不十分なWEBデザイナーは生き残るのがもっと大変になるので、今のうちにクライアントから必要とされるスキルや経験を身につけておきましょう

WEBデザイナーが狭き門と言われる理由

求人数も多いし、これからも必要とされる仕事なのに、なぜWEBデザイナーは狭き門と言われるのでしょうか?

WEBデザイナーが狭き門と言われる理由をご説明します。

WEBデザイナーが多い

以前と比較するとWEBデザイナーがとても増えました。

オンラインでWEBデザインが学べるスクールが急激に増えたり、YouTubeでの動画配信でも基本的なことなら勉強できたりするようになって、「WEBデザイナーになる」というハードルが以前に比べて低くなったからです。

そのため、簡単なバナー制作や基本的なコーディングができるWEBデザイナーは飽和状態になっていて、「仕事が取りにくくなった」と言われることも増えました。

また、WEBデザイナーは国家資格ではないのである程度勉強して「WEBデザイナー」を名乗ることも可能です。
名乗ってしまえば、「ココナラ 」や「クラウドワークス」の案件に応募できますので、ひつの案件に対して駆け出し〜経験の豊富な人まで、たくさんのWEBデザイナーが集まってしまうこともあります。

結果、競走倍率が上がってしまい「案件に採用されない」「狭き門だ!」ということになってしまうのです。

WEBデザインオンラインスクールを卒業してもなれる保証はない

ネット広告で「○ヶ月でWEBデザイナーになれる」というようなオンラインスクールのバナー、見たことありませんか?

確かに、数ヶ月あればWEBデザイナーとしての知識は身につきますが、それでバリバリ仕事ができるようになるかというと、残念ながらそうではないんですね。

「スクールを卒業すれば、WEBデザイナーになれる!!」

そう思っている人からすると、狭き門と感じてしまうでしょう。

WEBデザインオンラインスクールでは、基本的な知識やソフトの操作、コーディングなどは教えてくれますが、それを自分の技術にして活かせるかは自分次第。仕事にできるようになるまでは、毎日コツコツと努力することが必要です。

例えば、プロ野球選手になりたいと思ったら、野球のルールやバットの振り方を誰かに教えてもらい、あとは自分で努力をするしかありませんよね。

WEBデザイナーもそれと同じです。

スクールを卒業しただけで「WEBデザイナーとして仕事が獲得できる」と思っている人は、「狭き門!」「全然就職が決まらない」と感じるでしょう。

経験や実績が重視される職業だから

WEBデザインオンラインスクールを卒業したばかりの人は実績と経験が不足しているため、なかなか採用されず「狭き門」と感じることが多いようです。

特にスクール卒業後すぐにフリーランスになろうと思っても、クライアントからすると、どんなことができて、どんな作品が得意なのか、わからないと発注するのが不安なんですね。

そのため、過去にどんな仕事をしたのか、どんな作品を作ったのかが明確で、「この人なら仕事を任せられる!」と思える人にしか発注をしないわけです。

経験や実績が少ない人は、自分のアピール材料も少ないので注文が取れず「狭き門」と感じてしまう原因となるでしょう。

自分をしっかりアピールできるポートフォリオを作っておくことが大切ですよ。

狭き門も突破できるWEBデザイナーとそうでないデザイナーの違い

「狭き門」と言われるWEBデザイナーですが、そんな中でも案件獲得に困らないWEBデザイナーがいます。

狭き門を突破できるWEBデザイナーとそうではないWEBデザイナーにはどんな違いがあるのかご説明します。

コミュニケーション能力が高い

WEBデザイナーは、クライアントの要望を汲み取り形にしていく仕事です。

そのため、コミュニケーション能力はとても重要です。
意外かもしれませんが、このコミュニケーション能力の有無が、「仕事が取れる」「取れない」を大きく分けていることがあるんですね。

言われたことだけではなく、クライアントの表面化していない要望を察して、デザインに落とし込むことができるデザイナーはリピートで注文してもらえる確率が上がります。

また、メールで連絡してもなかなか返信が返ってこないWEBデザイナーより、些細な連絡事項にもきちんと返信してくれるWEBデザイナーの方がクライアントは安心しますし、信頼して仕事を任せてくれます。

コミュニケーション能力の有無は、提案書の中身やメールのやり取りでもわかってしまうので、クライアントと初めてコンタクトを取ろうと思ったときから、相手の立場にたった丁寧なやり取りを心がけることが大切です。

独学ではなくWEBデザインスクールでしっかり勉強

独学で勉強するのもいいですが、個人的にはWEBデザインスクールで基礎をしっかり身につけることをお勧めします。

なぜなら、基礎ができていないとクライアントからの要望に応えられなかったり、ちょっとしたことで躓いてしまうことが多いからです。

また、スクールでは現役のWEBデザイナーが講師を務めていることが多く、デザイン会社で修行しないと身につかないような知識やテクニックを習得できます

実際に仕事としてWEBデザインをしてみると、書籍には載っていなかったりYouTubeでは学べなかったりすることがとても多いので、現役のWEBデザイナーから教えてもらえる機会はとても重要なんですね。

でも、先ほどもお伝えしたようにWEBデザインオンラインスクールを卒業したからと言って、バリバリ稼げるようなWEBデザイナーになれるかと言えばそうではありません。

独学ではなく、WEBデザインオンラインスクールを利用する場合は次のことに注意しましょう。

WEBデザインオンラインスクールを正しく選ぶ

たくさんのWEBデザインオンラインスクールがありますが、スクールを選ぶときは
・現役のWEBデザイナーが教えてくれるか
・卒業生がどんな進路を選んでいるか
・仕事の斡旋や就職サポートはあるか
などをきっちり見極めて選びましょう。

また、たくさんのスキルを短期的に習得できるスクールよりも、WEBデザイナーとして必要な「基本」をしっかり学べるスクールがお勧めです。

なぜなら、受講期限が決まっているので、あれもこれもと学ぶことを欲張っても、期限内に受講しきれずに終わってしまうパターンが多いからです。高い授業料を支払ったけど、結局は受講期限が切れて勉強できなかったということにならないよう注意してくださいね。

スクールで教えてくれること+αの勉強をしておく

WEBデザインオンラインスクールで学ぶことは、WEBデザイナーに必要な「基本的なこと」だと思って、勉強に取り組むようにしてください。

スクール卒業後に仕事につなげたいなら、基礎を学びつつ自分でもプラスαの勉強をすることがとても大切です。

スクールで教えきれないこともたくさんありますし、スクールの課題をこなすのと実際の案件にチャレンジするのとではかなり違いがあります。

なので、スクールで勉強するだけでなく、自分でも積極的に模写をしてみたり、さまざまなサイトをみてどんなふうに作られているか勉強することが必要なんですね

でも、これってほとんどの人がやってません。(だから仕事が取れない)

スクールで現役WEBデザイナーの講師と話せる機会がある人は、講師にどんな勉強をすればいいかアドバイスしてもらってもいいでしょう。

フリーランスを目指している人は、提案書の書き方などを勉強しておくのもお勧めですよ。

得意分野がある

WEBデザイナーの数が増えているので、「この分野が得意!」というのがあれば、他のデザイナーと差別化しやすく自己PRにもなります

例えば、「女性らしいデザインが得意」という方なら化粧品会社や美容業界からオファーが多くもらえますし、「インパクトのあるデザインなら任せて欲しい!」という人なら、スポーツ業界やイベント業界からの引き合いが多くなります。

その業界に特化したWEBデザインで実績が多いと注文を取りやすくなるので、「狭き門」「注文が取れない」と感じることも少なくなりますよ。

スキルの掛け算で仕事の幅を広げている

スキルの掛け算とは、WEBデザインと何かのスキルを掛け合わせて、自分だけの強みを作るということ。

例えば、「WEBデザイン×WEBマーケティング」とか「WEBデザイン×動画編集」などで、仕事の幅を広げておくとチャレンジできる案件も増え、その分受注できる確率もアップします。

まずは、WEBデザインやコーディングがしっかりできることが条件ですが、ご自身の興味があることや既に身につけているスキルでWEBデザインと掛け合わせられるものがあれば、仕事の幅も広がりチャレンジできる案件が増えますよ。

私も、WEBデザイン×ライティング×動画編集でスキルの掛け算をしています。
勉強することが多くて大変ですが、WEB関連全般的に知識が身につくので仕事にとても役立っています。

特に動画編集は、WEBデザインと共通することが多いのでおすすめです。

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無料で説明会が受けられるので、気になる方はこの機会に予約して、いろいろ聞いてみるのもいいですね。

狭き門を突破して未経験の私でもWEBデザイナーになれた5つの理由

私は、全くの未経験からWEBデザインオンラインスクールを卒業して、WEBデザイナーになりました。

WEBデザイナーが「狭き門」と言われてるなんて全く知らずに飛び込んだ私ですが、確かに初めての注文が取れるまでにはとても時間がかかったと思います。

この章ではこれからWEBデザイナーを目指す人が「狭き門」という言葉に負けないよう、私が未経験から初案件を受注するまでに心がけたことについてご紹介します。

提案が通らなくても諦めない

既にクラウドソーシングの案件に応募している人ならわかると思いますが、クラウドソーシングの案件ってなかなか提案が通らないですよね?

それでも、私は諦めずに提案を続けることが大事だと思っています。
実際に私は、諦めずに提案をし続けて案件を獲得できましたから。

あまり知られていませんが、某クラウドソーシングでの受注率は高い人で3〜5%といいます。

実績があって、受注率が高い人でも20件提案して1件通るか通らないか…
それなら、未経験の場合、100件提案して通ればラッキーですよね?

だけど、多くの人がクラウドソーシングで提案が通らないとすぐに諦めて「狭き門」となるんだと思います。

私もクラウドソーシングを利用し始めた頃は、提案書の書き方もなってなくて、デザインもイマイチで、いま思えば通らないのも納得です。

そのうち、提案書の書き方を工夫したり、クライアントの要望がわかるようになって、初案件(デザイン案件ではありませんでしたが)を獲得でるようになると、あんなに通らなかった提案が通るようになるんですね。

何度も提案に落ちたおかげで「なぜ通らなかったか」を考えて次の提案につなげることができて、そして今では希望する案件は高確率で通るようになりました。

狭き門突破のコツは、提案が通らないからといって「すぐに諦めない」こと。
提案のポイントを知ることで、将来的にも案件獲得率がアップするため、提案書を書く勉強だと思って続けるようにしましょう。

とにかく勉強は毎日続けてスキルアップ

「とりあえずWEBサイトが作れるようになったら勉強は終わり」ではなく、WEBデザインオンラインスクールを卒業してからも、とにかく毎日最低でも2時間は勉強を続けました。

WEBサイトやバナーの模写をしながら、どのように作られているのか勉強したり、自分で作ったデザインを現役のデザイナーさんに添削してもらったりもしました。

スキルの高いWEBデザイナーがたくさんいる中で、仕事を獲得しようと思ったら自分のレベルアップしかありませんから、勉強は続けていく方がいいですよね。

そのおかげもあって、クライアントから「こんなサイトにできる?」と言われても、「お任せください!」と自信を持って言えるようになり、リピート受注にもつながりましたよ。

スクール卒業後に勉強をやめていたら、いまごろは「WEBデザイナーは稼げない」「狭き門」と嘆いていたかもです。

通らなかった提案書から学んでブラッシュアップ

先ほど、提案が通らなくても諦めないことが「狭き門」突破のコツと書きましたが、通らなかったのは「どこがダメだったのか」「どうアピールすれば良かったのか」を考える機会と思うようにしました。

ダメだったら提案書を元に、提案書の書き方を調べたり、文言を工夫したり、クライアントがどんな人を求めているのか再考したり…

フリーランスとして仕事をしていこうと思うと、この先もずっと提案を続けていくことになるので、通らなかった提案書を放置して無駄にしないようにしてくださいね。

いまでは提案に通るようになったばかりか、WEBデザイナーを目指している人の提案書やプロフィールの添削、SNSのプロフィールを添削する仕事もおこうようになりました。(添削希望の方はメールでお問い合わせくださいね)

何かを続ければ、いつか仕事につながるはずです。

ダメだった提案書は学ぶことが本当に多いので、提案に通らなくても次につなげられるようにしましょう

小さな案件も丁寧にこなしてリピート客ゲット

WEBデザイナーを始めたばかりのことは、「報酬が安いな…」と思うような案件も多いですよね。

安い報酬で工数がかかる仕事は受けないほうがいいですが、報酬と仕事内容が見合っていれば、私は積極的に受けるようにしていました。

そして、報酬が安い小さな案件だとしても、丁寧な仕事をしてクライアントともこまめにコミュニケーションをとるように心がけていました。

なぜなら、そのクライアントが高評価をしてくれることで次の仕事に必ずつながるだけでなく、そのクライアントからもリピートの注文が来ることが多いからです。

だって、クライアントからすると発注のたびにデザイナーを探すなんて手間がかかので、1度注文したら同じ人にお願いしたいですよね。

実績が少ないうちは、高評価を1件でも増やすことがむちゃくちゃ大切ですので、小さな案件も本当に疎かにしないことが大切です。

最初は案件獲得のために自らどんどん提案しないとダメですが、高評価が集まるとクライアントから新規案件のお話をもらえるようになりますので、どんな案件でも丁寧に仕事をするようにしてくださいね。

問い合わせには親切丁寧に回答する

自分のポートフォリオサイトやSNS、クラウドソーシングのサイト内など…問い合わせが来ることがあります。

そんなときは、「この人なら信用できる!」と思ってもらえるように、できるだけ親切・丁寧に返信を送るようにしていました。(怪しい問い合わせもあるので注意してくださいね)

対応が悪かったり、返信が遅かったりすると、せっかくの受注の機会を逃してしまうからです。

例えば、「バナー制作の値段をおしえてください」と言われたら、
・価格
・納期(素材をいただいてから○日など)
・修正は何回まで対応可か
・サイズ違いが必要なら追加費用がいくらか
など、クライアントが検討するのに必要な材料は全て答えるようにしました。

だって、発注したいデザイナーさんが2人いるとして、どちらに注文するか迷ったら対応の良い方や印象の良い方に発注すると思いません?

それなら、丁寧な回答をくれるデザイナーさんにお願いしますよね。

クライアントから問い合わせが来た瞬間から、「狭き門が開き始めている!」と考えて対応するといいですよ。

デザイン以外の案件もこなしてチャンスを狙う

私はWEBデザインをメインとしていますが、それ以外にもご依頼があれば、WEBライティングや動画編集もお引き受けしています。

WEBデザイナーを始めた頃は、デザインよりWEBライティングの引き合いが多かった時期もありましたし、いまお取引をしているクライアントさまの中には、動画編集からスタートしWEBデザインを注文してくれるようになった企業もあります。

「WEBデザイナーだからWEBデザインの仕事しかしない」ではなく、自分ができることなら「デザイン以外でも喜んでお引き受けします!」というくらいの気持ちで案件を探したことも、狭き門を突破できた理由のひとつです。

WEBデザイン以外にもできることがあれば、単品での案件獲得はもちろん、WEBデザイン+WEBライティング、WEBデザイン+動画編集などセットでお引き受けできるので、WEBデザイン+〇〇のスキルは持つようにするといいですよ。

私が、WEBデザインの仕事を始めたころは今ほどは忙しくなかったので、動画編集を学ぶ時間も、ライティングを勉強する時間も取れたんですね。

仕事が途切れたときや、時間ができたときは、焦ってしまいがちですが、新しいスキルを身につけるチャンスだと捉えて次の仕事も備えておくことも大事です。

ちなみに、私が学んだ動画編集のスクールは、動画編集オンラインスクール「studio US」(スタジオアス)


授業の中でたくさんの動画を編集して作成するので、スキルを証明するのにとても役立ちました!
ポートフォリオが少ないと仕事に繋がりにくいですからね。

狭き門を突破するのは不可能ではない!

この記事では、「狭き門」と言われるWEBデザイナーについての真相を解説しました。

狭き門を突破するためには、専門知識の習得や実務経験の積み重ねはもちろんのこと、コミュニケーション能力やプラスαのスキル、そして得意分野を作り他者と差別化することも必要となります。

しかし、これらのスキルを身につけておくことで、狭き門を突破するのは決して不可能ではないことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

WEBデザイン業界は日々進化し続けていますし、多様なスキルや経験を持った人材が求められています。
だからこそ、常に自分自身のスキルアップに積極的に取り組み、挑戦することが大切だと思っています。

WEBデザイナーは狭き門であると同時に、非常に魅力的な仕事であるということを忘れずに、努力を続けていきましょう。

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