WEBデザイナーは「オワコン」「食えない」は嘘!その理由と対策ポイント

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WEBデザイナーについて、勉強方法や将来性について調べていると
「WEBデザイナーはオワコン」「食えない」「やめとけ」という言葉を目にすること、ありますよね。

WEBデザイナーに興味を持っている人にとって、とてもショックでモチベーションの下がる言葉だと思います。

でも、本当にWEBデザイナーは「オワコン」なのでしょうか?
私は10年以上WEBデザイナーとして働いていますが、「オワコン」「食えない」と思ったことは一度もありません
いまはフリーランスとして働いていますが、受注が途切れたこともなく、需要の多い仕事であることに間違いはないと思います。

だけど、WEBデザインスクールを卒業した人の中で、WEBデザイナーは「稼ぎにくい」「収入につながらない」と感じている人がいるのも事実ですし、中にはAIがもっと進化すればWEBデザイナーは必要ないと主張する人もいます。

では、なぜWEBデザイナーは「オワコン」「食えない」と言われたり、AIに仕事を奪われると言われるのでしょうか?

本記事では、Webデザイナーが「オワコン」ではない理由と、「食えない」デザイナーにならないための対策ポイントについて解説します。

ぜひ、Webデザイナーを目指す方々の参考にしていただければ幸いです。

目次

WEBデザイナーは「オワコン」「食えない」は本当か?

私が仕事をしていて感じることですが、WEBデザイナーが「オワコン」「食えない」「稼げない」と言うのはだと思っています。

むしろ、「WEBサイトを作り替えたい」「新規サイトを立ち上げたい」「新しいページを追加したい」など、仕事の依頼や問い合わせが頻繁に来ていて、

「WEBデザイナーってこんなに需要があるのっ⁉︎」

と感じてしまうほどです。

それに、大手広告代理店である電通が行った「2021年(令和3年)日本の広告費」の調査では、WEB広告費がマスコミ四媒体広告費を初めて上回ったことが報告されていますし、今後も伸びていく業界だということがわかると思います。

なので、私は実際にWEBデザイナーとして仕事をしていて「オワコン」と感じるどころか、人手が足りていないと思うくらいです。

だけど、一方で

「スクールを卒業したけどWEBデザインの受注が取れなくて悩んでいる」
「稼げるWEBデザイナーになるためのロードマップを作ってほしい」
「頑張っても月2〜3万しか収入につながらない」

と私の元にも相談がきているので、受注が取れないWEBデザイナーがいるのも事実なんですね。
受注が取れなくて悩んでいる人にとっては、「WEBデザイナーは稼げない」「オワコン」といいたくもなるかも知れません。

WEBデザイナーだけでなくどんな仕事でも共通して言えることですが、「この人に仕事を依頼したい!」と思ってもらえるようなWEBデザイナーを目指せば、「オワコン」「稼げない」「食えない」と悩むこともなくなると思います。

WEBデザイナーが「オワコン」「食えない」と言われる5つの理由

WEBデザイナーが「オワコン」「食えない」と言われてしまいやすいのは、WEBデザイナーという仕事の性質にもあると思います。

WEBデザイナーのどんな部分が影響しているのかについてご紹介します。

① スクールを卒業しただけで「WEBデザイナー」と名乗れる

WEBデザイナーには国家資格のようなものがなく、明確な基準もありません。
独学でもスクール利用でもWEBデザインを勉強して「WEBデザイナーです」と言ってしまえば、誰でもなれてしまう職業です。

それだけに、仕事を請け負うにはクライアントが安心して依頼できる「実績」と「スキル」が必要となりますよね。

WEBデザイナーは、クライアントへの営業や提案、ポートフォリオなどで、「スキル」や「実績」を証明することがすごく大切なんですが、スクールを卒業したばかりの人や、駆け出しのWEBデザイナーは、実績がないためそれができません。

だから、最初の案件がなかなか獲得できない人も結構いて、「稼げない」「食えない」となってしまうことが多いんですね。

「実績ゼロ」から「実績イチ」にできた人は、WEBデザイナーとしての第一歩を踏み出せるようになりますし、きちんと仕事をこなせば、決して「食えない」なんてことにはならないんですよ。

「オワコン」WEBデザイナーにならないためには、基礎をしっかり学び、卒業後の案件獲得までサポートをしてくれるスクールがおすすめです。せっかく勉強するので、WEBデザイナーとしてのスタートでつまづかないようにしたいですね。

② スキルを磨く努力を続けられない人は受注できない

WEBデザイナーは、一度スキルを習得すれば「終わり」ではありません。

スクールなどで基礎的な学習を終えたあとも、さらにスキルを磨く努力をし続けなければ、案件が獲得できない「食えない」WEBデザイナーになってしまう可能性もあります。

なぜなら、スクールで学ぶことや独学で習得できることは、WEB制作で必要な知識の一部でしかなく、実践で必要となることはもっともっとたくさんあるからです。

クライアントからの依頼を引き受けてはじめてわかること、要望を形にする難しさを実感することだってよくあります。

また、日進月歩のWEB業界では「新しいと思っていた技術が、気づけばもう廃れていた」なんてこともあります。

自分の足りない「スキル」や「知識」を日々補い、勉強していくことで、新たな道を切り開いていくこともWEBデザイナーの大切な仕事です。

スキルを磨く努力ができない人は、いつの間にか「稼げない」と感じるようになってしまうかも知れませんね。

③ 低単価の仕事が多い

WEBデザイナーが「オワコン」「食えない」「稼げない」と言われるのは、単価の高い仕事ばかりではないからです。

例えば、私が駆け出しのころ引き受けた仕事では、「Youtubeのサムネイル制作」1枚300円というのがありました。
キャッチコピーもテキストも、画像も支給してくれるという条件でしたが、クライアントのこだわりが強くて1枚製作するのに、何度も修正を繰り返して1時間以上を費やしました。

結局、単価が安価過ぎるので、そのクライアントからの継続依頼は引き受けませんでしたが、駆け出しのWEBデザイナーが引き受けられそうな仕事の中には、そんな案件がゴロゴロ転がっています。

もちろん、高単価案件もたくさんありますので、報酬に納得してから仕事を引き受ければいいのですが、なかなか思うように案件が獲得できなければ、焦って単価の低い仕事に手を出してしまうこともあります

自分のスキルや技術に自信が持てるようになるまでは、「低単価案件=簡単な仕事(駆け出しの自分でもできる)」と思って引き受けてしまいがちになるので、いつまで経っても「食えない」「稼げない」「オワコン」と感じてしまいます。

④ ホームページ作成ツールの増加

ちょっと前までは、制作会社に依頼してホームページを作成するのが当たり前でしたが、最近では、ホームページ作成ツールが増加し、専門知識がなくてもサイトを立ち上げることができるようになってきました。

そのため「WEBデザイナーなんて必要ないでしょ」と考え、中にはWEBデザイナーは「オワコン」と主張する人もいますね。

確かに、専門知識がなくてもサイトが作れるなら、予算もかからないし、サイト公開までがスピーディに進むので、WEBデザイナーなんて必要ないですよね。

だけど、ホームページ作成ツールだって、使い方を覚えたり、自分のイメージを形にしたりと、サイトを制作する手間がかかることは間違いありません

それに、自由度の高いユニークなサイトを作ろうと思えば、ホームページ作成ツールでは限界があって、できないことが多く、不便な面も少なくありません。

私が仕事をしていても、「以前はホームページビルダーでサイトを作っていたけど、必要な機能やデザインができないので作り直したい」というクライアントさんもいます。

「簡単なサイトでOK」という企業はホームページ作成ツールを導入しますが、オリジナルサイトを作りたいという企業の方が圧倒的に多いので、WEBデザイナーが「オワコン」とはならないでしょう。

⑤ 独り立ちする前に挫折する人が多い

WEBデザイナーになるには、HTML/CSSやJavaScript、Illustrator、Photoshop、デザインなどを勉強する必要がありますが、学習途中や受注できる前に挫折してしまう人も少なくありません

侍エンジニア塾の調査によると、プログラミング学習者の87.5%の人が「挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

「食えない」とか「稼げない」と言われるのは、「途中で挫折した人」の視点で記事を書いているのかも知れません。
途中で挫折したら、「食える」はずないし「稼げる」わけないですよね。

確かに、WEB広告などで「1ヶ月でWEBデザイナーになれる」というキャッチコピーを見かけますが、1ヶ月で必要な知識やスキルを習得しようとすれば、毎日何時間もPCに向かうことになり、中には挫折する人もいます。

だけど、自分のペースできちんと課題をこなし真面目に勉強すればWEBデザイナーは必ずなれる職業なので、諦めないことが大事です。

需要の多い仕事ですので、コツコツ努力をして、WEBデザイナーになれれば「稼げない」「食えない」「オワコン」なんて思わないはずです。

WEBデザイナーを目指すのはムダではない!

WEBデザイナーの需要は今後も増えるため、身につけたスキルが無駄になることはありません。

電通の「2021年(令和3年)日本の広告費」からもわかるように、WEB業界での広告費は新型コロナウイルスが流行している最中でも、僅かながら影響はありましたが、成長を続けて2兆円7052億円に達しているからです。

また、ネットショップをはじめとするインターネット上の取引も増加していることは、ネットを利用している人なら感じているはずですね。

ECショップの運営においてもWEBデザイナーは活躍できるので、「オワコン」「食えない」「稼げない」どころか、今後も需要は増えていくと言えるでしょう。

WEBデザイナーの活躍の場が広がっているということは、その分求められることも多くなってきますので、基礎をしっかり身につけて、他のWEBデザイナーと差別化できるようなスキルを身につけておくことも大切です。

オワコン WEBデザイナーにならないないための5ポイント

WEBデザイナーが「オワコン」「食えない」「稼げない」というのは、その人のスキルに依存して収入が決まる職業だからです。高いスキルがあれば、案件も仕事内容も選ぶことができるので、オワコンWEBデザイナーになることは避けられるはず。

では、オワコンWEBデザイナーにならないためにはどうすればいいか、5つのポイントをご紹介します。

得意分野を作る

最近では、WEBデザイナーを目指す人が増えているので、WEBデザイナー同士でも仕事が激化していることは否定できません。オワコン、稼げないWEBデザイナーにならないためには、得意分野を作り差別化していくことが大切です。

「このデザイナーに依頼したら、予定よりも早く仕上がる」
「この業界のデザインを依頼するならこの人!」

という具合に、得意分野やほかのデザイナーとは差別化できる要素があれば、その分収入もアップしますし、仕事の依頼も増えていきます

依頼された仕事をただこなすだけなら、より安く引き受けてくれるデザイナーに依頼したくなるのも当然ですよね。

得意分野で相手にとって付加価値となるものを提供できるWEBデザイナーになるようにしましょう。

WEBデザイン×●●を目指す 

高単価の仕事を受注できるWEBデザイナーの特徴としてあげられるのが
「WEBデザイン×●●」で仕事を引き受けているということです。

最近では、スキルを売り買いできるサイトやクラウドソーシングなどが増えたことで、発注する側も「どこに発注するか」の選択肢が広がっていますよね。

それもあって、簡単な仕事は安く発注できる個人に依頼し、高単価なWEBデザイナーは避けられてしまうこともあります。

そこで、食えるWEBデザイナーになるためには「WEBデザイン×●●」というように、スキルの掛け合わせで受注することが大事になってきます。

だからと言って、全てのスキルを完璧にマスターするわけではありません。

例えば、
「デザインはもちろん、コーディング〜サーバー周りも依頼できる」
「マーケティングもできるから、効果的にターゲットへアプローチするのが得意」

WEBデザインに関わることで少し幅を広げられればOKです。
大切なのは全てのスキルをマスターすることではなく、クライアントのニーズに柔軟に対応できる「WEBデザイン×●●」のスキルを身につけておくことです。

提案力を磨く

「食える」「稼げる」デザイナーは、クライアントへの提案力も優れています。

高条件の案件にはたくさんのWEBデザイナーからの提案が集まりますので、その分案件を獲得できる倍率も高くなり、なかなか提案が通らないこともあります。

それどころか、人気の案件になるとクライアントの要望に沿った提案内容でなければ、ポートフォリオや実績すら見てもらえないことも多いです。

なのに、「受注できない」と悩むWEBデザイナーがよくやってしまうのが、「提案書の使い回し」です。
雛形を作っておいて、必要な箇所だけ書き換えて業種を問わず提案するというもの。
WEBデザイナーを募集している企業数社に対して、一気に提案書が送れるのがメリットなのですが、これでは提案力もつきませんし、要望を掴んだ提案にもなりません。

クライアントは、提案内容を見れば自社の要望を汲みとっているか、そうでないかすぐに見分けがつきますので、使い回しの提案書では通るわけがありませんよね。

稼げるWEBデザイナーはクライアントの要望を察知し、自分ならその課題をどう解決できるのかを盛り込み、一社一社丁寧に提案書を作ります。そうすることで、提案力も自然とアップしていきます。

デザインやコーディングスキルも大切ですが、提案力もWEBデザイナーの必要なスキルのひとつです。

SNSで発信する

意外に思う人もいるかも知れませんが、SNSを活用して発信することで仕事につながることも多くあります。

特に、WEBデザインの場合はInstagramと相性が良いので、作品を作ったら載せておくのがおすすめです。
DMやコメントなどで問い合わせが来ることもありますし、思いがけない分野から仕事の依頼がくることもあります。

クライアントへの提案は、自分から積極的に動かなければ案件獲得につながりませんが、SNSならWEBデザイナーをクライアント自らが探して連絡をくれるので、受注する確率もかなり高めです。

ポートフォリオのある人は、SNSのプロフィールにURLを貼っておくといいでしょう。
得意ジャンルなども一緒に載せておくと良きですよ。

クラウドソーシングを活用する

クラウドソーシングは、案件の数も利用している企業もかなり多いので、「少しでも多くの案件を獲得したい」「いろいろな案件にチャレンジして経験を積みたい」という人は、必ず登録しておきましょう。

大手では、「Lancers」「Croud Works」「ココナラ」が有名です。

企業案件も多く取り扱っていてユーザーのサポートが手厚いのは「Lancers
案件の数が多く、システム手数料が安いのは「Crowd Works」
販売できるスキルの幅が広く、駆け出しのWEBデザイナーにおすすめなのが「ココナラ

この3社のほかにもクラウドソーシング企業はたくさんありますので、登録しておくとその分仕事につながるチャンスも広がります。

また、クラウドソーシングには公開案件と非公開案件があり、非公開案件はクライアントから一定の評価を受けた人だけが応募できるシステムになっています。非公開案件は高単価で応募できる人も限られているため、案件が獲得できる確率もアップします。

SNSもクラウドソーシングもそうですが、仕事につながりそうな間口は広くしておくことがWEBデザイナーには大切です。

まとめ

WEBデザイナーは「オワコン」「食えない」「稼げない」という言葉を目にすることもありますが、決してそんなことはありません。

ただ、WEBデザイナーは日々スキルを磨いたり、仕事を受注しやすい環境を自分で整えておくことが必要となりますので、それが難しいという人は「オワコン」「食えない」と言いたくなるかも知れませんね。

基本的なスキルさえしっかり身につけておけば、あとはレベルアップを図り、提案力と受注しやすい体制を整えておけば問題ありません。

WEBデザイナーとしてその努力を惜しまず動けるかどうかで変わってきますので、少しでもWEBデザイナーに興味があるなら、スクールの無料体験などに参加してみるといいでしょう。

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