私がフリーランス WEBデザイナーになるまで(プロフィール)

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はじめまして。たまです。
WEBデザイナー&ライターとしてフリーランスとして活動をしています。
WEBデザイナーになる前は、フリーのヘアメイクや化粧品会社の専属メイクアップアーティストとして働いていました。

私が美容業界のキャリアを捨てwebデザイナーになったのは、
将来のことを考えて長く働ける仕事を探した結果、選んだのがwebデザイナーだったからです。
でも、スキルなし・コネなし・センスなし・ついでに忍耐力もない私にとっては、挫折や失敗、後悔の連続でした。

そんな私がwebデザイナーとしてフリーランス になるまでの道のりをお話していきたいと思います。

このブログでは、
「挫折せず自分らしく働く方法」をテーマにしています。
20代後半から40代まで、ライフイベント に左右されやすい状況で悩んでいる方、仕事や将来のことで不安を感じている女性の参考になれば嬉しいです。

夢だったメイクアップアーティスト。激務すぎて倒れた20代

私は、大学を卒業後働きながら専門学校へ通い、夢だったメイクアップアーティストとして活動していました。


体力的にはキツくても、やりがいと達成感、ワクワクを感じながら日々を過ごしていました。


「ヘアメイクは私の天職!一生続けるんだ!」
と信じて疑いませんでした。

ところが、ヘアメイクの仕事を始めて数年
私の気持ちとは逆に「体が何かおかしい」と感じる日々が続くようになりました。

・倦怠感
・頭痛
・食欲不振
・睡眠障害
・生理不順
・謎の嘔吐
などなど…

フリーのヘアメイクは、勤務時間が決まっていません。
早朝から深夜まで仕事漬けの日々が続いたため、「体が疲れているのかも」と受け止めるようにしていました。(いま思えば、かなり重症ですが…)

このときは、まだ「ヘアメイクを続けたい!」と言う気持ちが強く、体の変化に向き合うことを避けてたんですね。

そんなある日、現場に向かう電車の中で
突然息苦しくなり、目の前が真っ暗になって倒れてしまいました。

その後の記憶が曖昧ですが、思い出せるのは診察してくれている医師の前で「泣きじゃくっていた」ということ。
「仕事がしたい!」と思っているのに、体調が悪くて体が言うことをきいてくれず、ツラい。
先生が私に「過呼吸だから」と何度も繰り返して、仕事が続けられなくなりそうで、ツラい。

だけど、気持ちが落ち着いたら
体がSOSを発していて、うすうすもう限界だとわかっていたのもあって、しばらく仕事を休むことにしました。

仕事を休んで3ヶ月ほど経ったとき
あるメイクブランドから声をかけていただき、専属アーティストとして転職することにしました。

でも、メイクブランドの専属アーティストだって体力勝負です。
「このまま仕事を続けるのは無理かも」という気持ちが常に付き纏い、それは次第に将来への不安に変わっていきました。

「このままヘアメイクを続けても、また倒れたら?他の仕事に転職するなら若いうちがいいよね?」
そんなことを考えて別の道を探すことに。

自分の夢を叶えたのにそれを辞めてしまうなんて、不甲斐なくて、悲しくて…
私にとっては大きな挫折でした。

別の道を探すと言っても、私にはPCスキルが全くありません。

むしろ、PCは苦手、できれば関わりたくないくらいの機械音痴です。
でも、どこかの企業に就職しようと思ったら、エクセルでグラフを作ったり、パワーポイントでプレゼン資料を作成できて当たり前。

そんな私が一般企業で働けるのか不安と心配しかありません。

やりたいことも、やりたい仕事も見つからず、完全に人生迷子でした。

このときすでに30歳でした。

派遣会社に登録。初めてのEC担当になるも挫折

とりあえず登録した派遣会社で運良く仕事を紹介され、そこで初めてEC担当となります。
(接客経験者ということもあって、そこが買われたみたいです)

仕事を紹介されるまでの間、派遣会社のPC研修に通い事務作業に必要なPC操作はできるようになっていました。

が、

もちろん、ECなんてチンプンカンプン。

「業務こなせないじゃん!」
思った私は、貯金をはたいて、通学制のwebスクールに半年ほど通うことにしました。

でも…

webに詳しくない私は、どのコースを受ければいいかわからず、「一番人気」というフレーズに魅力を感じて申し込んだだけで、この時点ではwebデザイナーになりたいとかフリーランス を目指すなんて全く考えていませんでした。

案の定、PCスキルも高くない私は、全く授業についていけず…

「スクールに通う意味ないんじゃない?」
「でも授業料高かったし。やめたらもったいない気もするし…」

モヤモヤしながらなんとなくスクールに通っていたころ、お付き合いしていた人と結婚する話まで浮上。
お付き合いして年月も経っていたので、入籍することにしました。

ですが、その人は転勤族。そして、結婚してすぐに夫の転勤が決まってしまいました。

転勤先についていくため、スクールは終了、せっかく決まった仕事も失うことになってしまいました。

転勤妻の仕事探しの難しさを実感

新天地で仕事を探すも、都会から離れた土地でなかなか見つかりません。

「この会社良さそうだな」と思っても、スキル不足で撃沈。

面接にこぎつけても、「夫の勤務地が変われば仕事をやめなければいけない」とわかると、不採用。

でも、これって「PC苦手だから」を理由に、無計画で中途半端に過ごしてきたことが、ブーメランのように自分に返ってきているだけなんですよね。

どこかで本腰入れて、将来を真剣に考えていれば、自分に足りないものを身につけられたのでは?とここでまた後悔することに。

これまでの自分の行いを反省するとともに、女性は結婚、出産、育児、介護、転勤とライフイベント に左右されやすく、仕事が続けにくいんだと痛感した私は、「苦手だから」と真剣に取り組んで来なかったPCスキルを真剣に身につけようと思い始めていました。

オンラインスクール選びを間違えて、挫折・後悔を経験

仕事もない、スキルもない、センスもコネもない。

そんなゼロの状態になったことが、良くも悪くもwebデザイナーを目指すきっかけでした。

そもそも、私がヘアメイクのキャリアを捨てたのは、将来のことを考え、この先もずっとメイクアップアーティストとして働くことに大きな不安を抱えたからでした。

体力的にも精神的にもハードな仕事だったため、「何年も仕事を続けていけるか」「年齢を重ねても本当にメイクアップアーティストとして需要があるのか」「結婚後も働けるか」などの不安がありました。

それなら、私が目指したいものは、将来的にも需要があって、ライフイベントにも左右されず続けられる仕事のはず。

いろいろ調べた結果、辿り着いた「webデザイナー」

そして、中途半端だったwebデザインの勉強をイチからやり直すことにしました。

以前は通学形式のスクールに通いましたが、通学する意味がほとんど見つかりませんでしたので、次はオンラインスクールに入学することにしました。

そのころは、スクールの数も今ほど多くなく選ぶ余地もなかったので、サポート体制やカリキュラムをチェックせず、高額な授業料と入学金を支払ってあるスクールに申し込みしました。

だけど、
スクールで勉強を始めたもののテキストに沿って課題をこなすだけで、メンターに質問してもほとんど回答が返ってきません。面談の予約をしたくても予約表に空きがなく、わからないまま放置する部分があまりにも多く、理解は深まりませんでした。

「高額な授業料を支払ったのに、自分が想像していた姿にはほど遠い…」

webデザイナーになれるスクールなんて本当に存在するの?

そんなことを考えるようになっていました。

ヘアメイクを辞めて2年とちょっと。このとき32歳でした。

必死のアピールで何とかインハウスデザイナーに

そのスクールでは思っていたスキルは身につきませんでしたが、以前よりはwebの知識も技術も身についていたと思います。

「デザインソフトを少し使えるようになったかな」

くらいのレベルでしたが…

そんなほぼ未経験の状態でしたが、私の必死のアピールが届き、医療系メーカーでインハウスデザイナーとして採用されることになりました。

「ここで働いている間に、スキルアップして一人前のwebデザイナーになる!」

そう思いhtmlやcssも独学で勉強しましたが
わからないことが多すぎて、またもやモチベーションもダダ下がり。

「やっぱりwebの勉強はスクールを利用してプロに教わらないとダメだよね」
「今後のことを考えると、web制作のスキルは必須。でも、webスクールは高額だし、また無駄になるよね…」

かなり悩みましたが、だからと言って、また途中で勉強を諦めてしまえば何も変わらない。

「今度こそ、絶対webデザイナーになる」と決めて、失敗しないWEBデザインスクールの選び方を徹底的に調べ、
3度目となるwebデザインスクールに申し込みました。

今度は、これまでの失敗から

  • 無料体験に参加する
  • サポート体制やカリキュラムのチェック
  • 口コミを調べる
  • 学習に必要な時間を確保する
  • どんなwebデザイナーになりたいか明確にする

これらの下調べをしっかり行い、スクールを選びました。

ときには、現役のスクール生にSNSでDMを送り、リアルな声を聞かせてもらったこともありました。

スクールでの勉強は仕事と勉強の両立が難しく、勉強にも付いていけなくなったときは、勉強をやめてしまおうと思うこともありました。

今思えば、フリーランス として仕事を獲得できない日々よりも、勉強が進まない日々の方がずっと辛かったと思います。

だけど、今回のスクールは、

  • サポートがしっかりしている
  • キャリアプランの相談に乗ってくれる
  • 主婦やママ、同世代の会社員など、自分と状況が似ている仲間がいる
  • わからないところは動画で復習できる
  • 在学中から案件を紹介してくれる

これらのフォロー体制が充実していたので、完全に挫折することはありませんでした。

これならwebwebデザイナーとして働けるようになるかもと思えるようになっていました。

スクールは基礎を習得する場。それ以上のスキルは自分次第

3度目のスクールでは、web制作以外にもう一つ大事なことを教えてくれました。

「授業を受け終わると、ひと通りweb制作ができるようになります。だけど、それ以上のスキルはご自身の努力次第です。スクールに通ったからと言って、どんどん受注がくるようなwebデザイナーにはなれません

そう、スクールは基礎的なことを習得できますが、それで終わり。
その先は自分で考えてスキルを補うしかないのです。

そんな簡単なことが今までわからず、スクールに通えばwebデザイナーになれるくらいに思っていた自分が恥ずかしくなりました。

インターネットでよく「3ヶ月でWEBデザイナーになれる」みたいな広告がありますよね?

確かに、webデザイナーって誰でも名乗れますが、大事なのは、需要があるwebデザイナーになることだと今はわかります。

フリーランス 1年目で派遣社員時代と同程度の収入に

私が利用していたスクールは、在学中から案件の紹介をしてくれていたので、フリーランス として働いたときと近い環境を体験することができていました。

そのおかげもあって、卒業後はスムーズにフリーランス に転向することができました。

スクールと違うところと言えば、スクールが自分に合った案件を紹介してくれるのに対し、フリーランスは自分で案件を獲得しなければならないということ。

もちろん、フリーランス として案件を獲得する方法もしっかり学んでからスクールを卒業します。

最初はLancersのコンペやプロジェクトに応募して、小さな仕事をコツコツこなす程度でしたが、クライアントさんからの評価されるようになってからは、自分から営業をかけなくても、プロジェクトに参加しなくても、仕事が舞い込むようになりました。

Lancersでは、どれだけの収入を獲得しているかシステム上で確認できるようになっています。

今月忙しかったなぁと思って、どれくらいの支払いがあったか確認すると、1年目で派遣社員時代と同程度の月収になっていたことにびっくり!

「忙しかった」と言っても、家事があるので仕事に費やせる時間は4時間程度。

これまで何度も挫折を繰り返したけれど、やっと自分が思い描く姿に近づいていると実感できたのでした。

転勤、介護、育児…何があっても大丈夫。自分らしく仕事ができる幸せ

なぜこのテーマを選んだかというと、私自身がすごく悩んだからです。

一度は好きなことを仕事にしたものの、挫折や失敗、後悔の連続。自分は社会不適合者じゃないかと考えたこともありました。

将来にも漠然とした不安を抱えていて、何にもできない自分に苛立つばかりでした。

私は、これといった才能もスキルもコネもない普通(普通以下かも?)の女性です。
それなら、私のように思い悩む人がほかにもいるかも知れないとリアルな体験を記事にすることにしました。

迷い、悩み続けた私の経験が誰かのお役に立てますように…そんな思いを記事にしていきたいと思います。

そして何より
結婚・出産・介護・転勤など次々に押し寄せてくるライフイベントにだって左右されない。
1人でも多くの人にそんな働き方を手に入れて欲しいと願っています。